ハングル検定1級対策講座

 

第1回  ハン検1級語彙/語法 MUJINJANG KOREAN

 出題が基本無制限とされている1級で、旧準1級も含め、過去問を徹底的に分析して見えてくる出題語彙の‘好み’とその‘流れ’を把握し、厳選した語句を提示し、1級合格に値する知識量があるかを、当校自作の問題で確認します。さらに、これまでの過去問がまだ踏み込んでいない領域にも目を向けて、できる限り幅広い語句を採り上げ、この回のタイトル通り、「尽きない語彙力」を作ります。

 ちなみに出題語彙・語法の意味/解釈は、問題文訳を書く時を除き、基本韓国語でおこないます。

一方で、日本語ネイティブ向けの試験であるハン検に則して、より自然な日本語訳も追求し、第6回の韓日訳問題編につなげていきます。

第2回  ―ハン検1級に達するからこその―  韓国語文法総整理

 1級で問われる、接続表現を主とした文法問題は、ご存知の通り出題数はそれほど多くなく、当校の見解としては、韓国語という一言語を究めつつある者として、韓国語文法のみならず、特定の言語を超えた『文法』そのものの深的理解によって、ラクラク全問正解できる内容です。基本を完璧にマスターすれば、問題によっては、問題文中の語句をほとんど知らなくても、3級程度の知識で解けたりします。

 1級受験まで学習を進めてこられたならば、感覚的にも見えていらっしゃるであろう事柄を土台に、世に言う‘基本文法’の究極的習得を目指し、そこから未知なる項目も類推できるようになる道標を、当校自作の問題で手に入れましょう。さらに、最近TOPIK高級でもよく採り上げられ始めた、慣用表現という形での‘複合技’にも対応できるようにします。

 1級合格と、韓国語を実地で役立てられる、社会生活のための韓国語のみならず、韓国語文法研究への入門も視野に入れた内容で、時に韓国語という枠を飛び越えて、『文法』とは何かを考えながら、韓国語文法を総整理していきます。

 ちなみにこの回で、本試験(過去問)にある、語法も含めた誤用問題も扱います。レベルは相当高いですが頑張りましょう。

第3回  ハン検1級・会話文問題解法 徹底研究ゼミ

 続いて、会話文の形で語彙・語法の確認と共に、これからの日常生活や社会生活に必要な上級者らしい韓国語会話のためにも、『会話』そのものの根本に立ち返りながら、短時間かつ明瞭簡潔に会話文問題を解く術を、当校自作の予想問題で身に付けます。

 そして、語句の知識を問うているタイプの問題であっても、会話文中に配置された難解な語句をかいくぐり、文法という最も基本的な論理を駆使して正答を絞り出す方法も学びます。レベルは相当高いですが、当たり前のように満点を獲りましょう。

第4回  ハイレベル長文問題解法研究

 1級長文問題対策をあらためてする前に、まず2級レベルを振り返りたいと思います。

 ハン検1級を目指す上で、語彙・文法を今一度見つめ直し、複合させて、そこから読解へとつなぐ点検と構築をこの回で目指します。その後、過去問レベルに徐々に近づいていきます。

 この講座の第3回までに学んだことを土台に、韓国語の世界ではあまり語られていない「論理」に則って‘ロジカルに読む(文の内容を掴むために、論理{ロジック}のフレームの中に入れながら読む)’ことで、難しく見える問題文もサクサクと読んで解答することを練習します。南北両正書法による素材を使用します。

第5回  プレミアレベル長文問題解法研究  ―これでハン検を卒業する―

 この回で、過去問準拠の問題を主に解きます。2006年度の出題基準改訂前の回も含めての過去問分析から考えられる多様な形で、難易度・問題形式に左右されないために、全て当校自作の予想問題を用いて、1級で問われることを本試験前に確認し、現実的に最高ランクの練習をおこなっていきます。難易度は一部過去問レベルをやや上回ってもいますが、1級合格力を究極へと引き上げるために、ぜひご活用くださればと思います。この回も、南北両正書法による素材を使用します。

 ここまでくれば、「1級に合格するために何をすればいいか」を考えるまでもないでしょう。韓国語のノンネイティブである自身がどれだけ韓国語に精通し、韓国語が心と頭と身体にどれだけ染み付いているか、そしてどれだけ駆使できているかを、勇気と強い意志を持って向き合い確認し、問題に立ち向かってください。

 おまけとして、1級を超える「0級」問題も設けました。素材は特定分野の専門的知識などを必要としない、あくまで社会生活の範囲内のものです。挑戦してみてください。ハン検筆記問題対策の最終到達地点にて、膨大な知識を寸分たがわず使うための「論理」の大切さを、本試験前に再認識しましょう。

第6回  ハン検1級翻訳  ―私が日韓のかけはしになるために―

 過去問を徹底分析し、‘常連さん’の確認と共に、今まで出題されていないパターンを主に扱い、多種多彩な‘ネタ’で練習し、日韓を自由自在に行き来するための知識と技術を探求し、‘必死的に’身に付けていきましょう。

 日韓・韓日訳は、両国語が酷似しているからこその面白さがあります。それを堪能できれば、全問正解は‘冷めたお粥を食べるようなもの’です。1級受験者となると、既に日韓交流などに関わられている方もたくさんおられると思いますが、今以上に「日韓のかけはし」になりましょう。そのための回でもあります。

 問題数は、韓日訳が20問、日韓訳は24問です。各問に詳細な解説が付いています。後の学習にもお役立てください。

第7回  聞き取り・書き取り演習  ―最後の壁を超える1級リスニング―

 1級の受験経験がおありの方なら気づいていらっしゃるであろうこととして、1級のリスニングは2級以下よりも、音声を聴いて分かればいいというレベルではありません。ということは、ただただ音読・シャドーイング・ディクテーションといった基本練習を繰り返し、自分の口が音 声に付いて行ければOK、4色に分けて全て書き取れればOK、一字一句聞き取って和訳できればOK、という次元では、聴いた内容が理解できたとしても、1級のリスニング(聞き取り・書き取り)試験では太刀打ちできません。

 シャドーイングができるほど、ディクテーションができる程内容が聞き取れても、普段の韓国語リスニングとは違い、その後には比較的長い問いに対しての、選択肢による‘解答’という作業が待っていて、試験対策としては例えば、「韓国のラジオ番組を書き取り、和訳しておいて、後で添削を受ける」だけで終わりにならないからです。「聴解」の根本に立ち返りましょう。音読・シャドーイング・ディクテーションの基本練習を再熟考・実行し、1度の朗読で聴いた内容が理解できて、その後に問われていることに正確に答えられるとはどういうことなのかを見きわめます。

 そしてそのためにはどうすればいいかも考えて、リスニング問題の解法を研究・実践し、最低でも30点は獲る力を作り上げていきます。本試験の予習をし、最後の壁を超えましょう。

 ‘超上級’に到達するに値する、筆記もリスニングも『最高水準』『地上最強』のハン検対策講座をご用意しました。講座製作者は、自身の過去のハン検受験経験と対策学習、そして今まで培ってきたこと全てをこの講座に注ぎ込みました。問題は一部の過去問分析コーナーを除き、当校のオリジナル問題です。試験自体が‘イっちゃってる’レベルですので、相当キツい受講になります。問題の難易度は筆記・リスニング共に、ぶっちゃけ超絶の最難関、しかし解き方は平易にという講座で、ハン検1級合格を目指してまで、心の底から‘ガチで’韓国語を学んでおられるであろう貴女/貴方とご一緒に、この講座で使用するハン検1級対策学習の指針である、『オンリーワン・ハン検1級対策教材』で、ハン検の頂点を目指したいです。

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