ハングル検定2級対策講座

 

第1回  ハン検2級語彙/語法マラソン

 第36回より問題数が増え、かつ筆記が全問1点になったことから、知識系の語彙/語法問題の重要性が高まりました。
単語・成語・ことわざ・慣用句など、現出題基準以前の回も含め、過去に2級で出題された語彙を洗い出し、「何を」「どれだけ」「どのように」覚えておくべきかの指針を作っていきます。
 
 語彙/語法問題の‘マラソン’をまずは走り切ってみて、ハン検2級での語彙/語法を隅から隅まで見てみましょう。

第2回  ―語法と文法から見る―  接続表現問題解法研究

 今まで培ってきた韓国語の語法・文法が今バラバラであるならば、この講座をきっかけにそれらが一つの線につながっていくでしょう。具体的に何と何をつなぐかを知れば、それら接続表現に対応する、膨大な日本語訳を覚える量は少なくなります。

 あらゆる言語に存在する、言葉の流れにおいての一定のルール「論理」を再認識し、日本語訳に頼らず、時に日本語訳を信用しない、正解確実な語法・文法力と、それによる解法を身に付け、ハン検2級レベルである上級者としての韓国語会話力・作文力にも、そのルールを役立てていきます。この形式の問題でも、韓国語の語法・文法を再チェック・総整理していきます。

 この回では、当校製作の〔―語法と文法から見る― 接続表現データベース〕を差し上げます。

第3回  会話文問題演習  ―そもそも「会話」とは何か―

 会話文問題は、普段どれだけ会話をしているかにかかっているなど、慣れが必要であるという考え方を捨てて、韓国語のみならず、
日本語や他の言語にも通じる「会話の原則」を積極的に用いて、試験問題での会話を解釈する根本と向かい合い、分からない単語・表現があっても解答できる、‘真の基礎力’の養成を目指す練習をしていきます。
 
 今まで培ってきた韓国語の語法・文法が今バラバラであるならば、この講座をきっかけにそれらが一つの線につながっていくでしょう。

第4回  ―迷わず解答する―  長文問題解法研究(基本編・論説文編)

 「基本編」では、比較的平易な問題文と問いで、普段の新聞・小説などの購読とは違い、正答を出すために読むとはどういうことかを考え直す機会にします。長文問題解法の土台部分をインストールする練習をしていきます。

 「論説文編」では、タイトル通りの論説文を使い、語彙力などの知識や、問題などをこなした数などの経験に依存せずに、韓国語を駆使する足がかりとしての正確な読みと解き方を探っていきます。

 さらには、当校が提示する、過去問には無い、予想問題的な形式の問題も解きます。文を読み正答を出すにおいて、韓国語の世界ではほとんど語られていない注意点も、この回で明らかにします。

 長文とは、全て一文また一文と積み重ねで出来ていて、それにより読者は内容を理解します。その原点を正面から受け止め、見つめ直し、正確に読解し、迷い無き解法を研究しましょう。

 各編共、南北両正書法による問題文で練習していきます。

第5回  ―迷わず解答する―  長文問題解法研究(物語文編・1級準備編)

 ここ最近採用されていない物語文ですが、出題歴がある以上、一応準備をしておきましょう。

 「物語文編」では、論説文とは違う、物語文での解答における観点と解法を明らかにし、語彙力・語法力・文法力をフル活用して、各問にどう切り込むかを研究します。あとここでは、知らない語句・分からない語句や、初めて見た語句も、文法という論理を使えば意味が分かってしまう方法など、‘真に読み取って解く術’も求めていきます。

 そして「1級準備編」は、2級・筆記対策の頂点として、この講座で学んだことを総動員し、

 語彙・文法に関しては2級レベルにできる限り準じているものの、1級の領域にも足を踏み入れた難易度の高い問い・選択肢を設けて、〔精確な読解 + 揺るがない解答 = 2級合格のための解法〕 を完成させましょう。

 ただし、マニアックな知識の量は求めていない構成になっています。スーパーレベルの問題を使って、韓国語で‘思考する’力を研ぎ澄ませていきましょう。

 この回でも、各編共、南北両正書法による問題文で練習していきます。長文問題・4編で、大問(問題文数)は11、問いは全47問(過去問分析コーナーを含む)です。たっぷりの練習量を有効活用し、長文問題の解法を手中に収めてください。

 もちろん全ての問題で解答理由を中心に添削し、これでもかというくらい濃密な解説付きです。

第6回  語彙力・語法力徹底チェック  ―翻訳問題を通じて―(1)(2)

 知識系問題の性格が強い翻訳問題を、韓国語と日本語の‘似て非なる部分’に注目しながら、自由自在かつ自然な翻訳ができる力の養成し、全問正解するレベルに引き上げていきます。翻訳問題を通じた韓国語の語彙・語法・文法の深的理解と、実用のための韓国語力も養っていくために、日韓訳問題に比重を置いていきます。問題によっては、1級をも視野に入れた内容も扱います。

 問題数は、韓日訳が20問、日韓訳は24問です。

第7回  聞き取り・書き取り問題演習  ―全問完答へのタクティクス―

 第36回より大幅改訂された内容と難易度に準拠し、限られた時間内に、問題用紙に書かれた長い問いや選択肢を事前チェックする方法や、どこをどうチェックしておいて問題文の朗読を待つか、などを研究します。そして、対話文問題では、第1回で見てきた<同じ言葉・表現のやり取り>の原則を、音の世界に置き換えることを目標とし、文章の内容一致問題では、聞き取り問題だからこその文章展開を明らかにし、2度の朗読を活かす聞き取り方・メモの取り方、聞き取り試験の受け方根本も研究します。知識系の性格が強い問題である、各書き取り問題は、いわゆる‘常連さん’や、出題に好まれる語彙・表現にも留意しながら全問正解を目指していきます。今まで培ってきたリスニング力を土台に、第36回で改訂された2級・聞き取り/書き取り試験で最大限に活かすための‘tactics’を積み上げていきませんか。もちろん、その前段階のリスニング力チェックとトレーニングにも活用していただけます。

 

 各回の問題は、第36回で改訂された本試験の形式に準拠しています。

 通信添削では、全7回問題をお送りし、解答と解答理由(なぜその選択肢を選んだか/そう訳したか)を提出していただいて添削し、解説を添えてお送りします。解答のみならず、その解答に至るまでの正確な過程や考察を振り返りながら書き記すことによって、‘選択肢を選び、訳を書いて終わり’では身に付けられない、より高度な2級合格力を求めます。

 そして生レッスンでも、ただ皆さんで一緒に答え合わせをし、講師が解説をするだけでなく、特に語彙力・語法力などの知識量だけでは解けない、いくつかの解法を経た解答を必要とする問題などでは、解答理由を討論し、合格のために必要な知識と技能の適切な使い方などを一緒に考えて話し合いながら身に付けます。お互いの勉強の仕方などの情報交換もジャンジャンやりましょう。

 ハイレベルで濃密、しかし解き方はシンプルという、2級合格のための解法と、それら解法を適切に使用するためにはどういう学習をすればよいかを明らかにしつつ、さまざまな言語運用をも韓国語に適合・接木させます。

 後の1級も見据えながら、「伝える韓国語」「生きた韓国語」を‘知的に’引き上げます。

 一部の過去問分析コーナーを除き、過去問を徹底的に分析して得た情報を元にデザインされた、当校のオリジナル問題・解説を使います。長文読解においては、ハン検2級対策講座を催している教室ではほぼ扱っていないであろう、長文問題解法研究・全4編で、北の素材でデザインされた問題も用いています。あと、過去問題集には具体的な解説が無く、正答と日本語訳しか掲載されていない中で、当校で精選した、知識系問題以外の過去問も、協会発表の正答と不正答の理由を、語法的・文法的に、あと論理的に見た上で、解法研究と実用韓国語への材料にしていきます。

 講座全体の趣旨としては、過去問などをこなした数に訴えたり、日本語訳(辞書等に載っている訳)にすぐ基準や助けを求めるような安易な対策演習ではなく、今まで培った知識にさらなる磨きをかけ、それを解答に身に付けるための術を、当校の通信添削講座から会得していただき、語法も文法も、読解・リスニングも、根本を知り身に付けて(「覚える」ではありません)いかれればと思います。

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