TOPIK(韓国語能力試験)高級対策講座
第1回 TOPIK高級・語彙/語法問題ターゲット 母語話者を問わないTOPIKを日本語ネイティブである私達が受験するという観点から、 旧形式の問題も含めて出題語彙を洗い出し、私達が特に力を入れるべきこと、 そして注視すべき語句は何かを見定めつつ、TOPIK高級で求められる語彙・語法力をチェックし、 効果的な語彙/語法力トレーニングを会得します。形式は過去問(本試験)に準じます。 「文法有限、語彙無限」とはよく言ったものですが、 日本語ネイティブのTOPIK高級受験者としてプライドを持ち、妥協なきスタイルで、 韓国語の知識量増強を目指さなければなりません。 |
第2回 TOPIK高級・New Order韓国語文法 ―接続表現問題・会話文問題― 文法を問う問題は、日本語ネイティブにとって元々有利ではありますが、 この講座の解釈で、明瞭簡潔、それでいて‘万語共通’のルールにより、 精確に「文法」というものを使う術を知り、今までご自身が積み上げてこられた学習と、 実際の韓国語文法の基本構造・仕様・限界が、はたして合っているのかを問題形式で点検しながら、 読解問題や作文問題・リスニング問題に活かすための土台作りをしていきます。 韓国語に酷似した日本語を母語としていても、日本語訳だけで韓国語を解釈していては、 韓国語の本当の姿を見ていないことになり、学習していながら韓国語に敬意を表していません。 日本語ネイティブであることを活かしつつ、真に「文法」というものを学んで効率的に覚え、 TOPIK高級の文法問題を完答するために必要なことを学びましょう。 この講座では会話文問題も、‘話のつながり’とか‘会話の場面を想像する’などという 曖昧な基準ではなく、客観的解答のために、あくまでも“文法で”解きます。 会話文問題を通じて、暗記や感覚に頼らずに、韓国語の文法、 というより「文法」そのものを真に認識し理解していて、 さらには韓国語で会話を続けるためのコミュニケーション能力があるかまでもチェックしましょう。 この回のタイトル通り、従来のテキストや韓国語文法書では飽き足らない、 韓国語文法の‘New order(新秩序)’を創り上げて、 韓国語で解釈し駆使することをご一緒に目指したいです。 |
第3回 TOPIK高級・文章問題 Le mieuxの解法 ―STANDARDレベル 읽기問題は、出題形式が変わってから読みやすくなりましたが、まずは段階を分けて、 TOPIKのみならず‘韓国語の試験問題を解くために読む’という原点に立ち返り、 読解を正解へつなげる練習をします。 はじめにSTANDARDレベルとして、中級の問題も採り入れつつ、 比較的取り組みやすい素材で語彙・語法・文法(論理)を確認しながら、 今までもっともらしい説明などで誰もまともに語っていない‘試験問題を解くための読み方’を 検証し、解法を研究します。 そのために、旧出題形式にあった主観式(記述式)の問題も解きます。 |
第4回 TOPIK高級・文章問題 Le mieuxの解法 ―ADVANCEDレベル 第3回での学習を経て、過去問で使われるジャンルと、難易度的に過去問程度の問題を解き、 さらに用意された<超長文編>と題した、それを超えるスーパーレベル(超高級)の難易度でも、 迷い無き解答をするために、どんな文章・問題難易度でも『脱なんとなく』を目指します。 「速読ではなく即解を」 ということで、まさに‘Le mieuxの解法’を使って、‘長文読解学習法とはこれなんだ’という 読み方・解き方を手になさると共に、客観的かつ、「速く」「正確に」読み取り正解を導き出す術を 過去問を徹底分析し製作した、当校のオリジナル問題で身に付けます。 ちなみに<超長文編>では、一部主観式問題も採り入れました。 読解問題で、読み解く力のみならず、作文問題のための基礎練習もなさってください。 |
第5回 TOPIK高級作文インスティテュートPt.1 ―イントロダクション― 即解力が特に求められるTOPIKの高級試験で、解答に時間を要し合否を分ける作文問題を 『超マニアックに』研究する回です。 最初に、正答文を書くための良い手本として、模範解答及び採点基準を利用しましょう。 ただ漠然と見るのではなく、模範解答で提示されていること、 つまり出題者(主催者)側の意図を徹底分析して、その正体を暴いてみます。 それを元に、奇をてらわない語句を使いながら、迅速かつ確実に書く方法を探っていきます。 さらに、身近なネイティブが添削してくれるだけでは見えてこない、 TOPIK作文対策の本質も明らかにします。 もちろん、各問には解説と模範解答が付き、 ここの解説では、他の生徒さんの解答例も参考にさせてもらい、採点チェックと感想、 そして、そのまま使わせてもらえるポイントと修正ポイントをお話しています。 韓国語の語彙力・語法力と文法(論理)力の総点検をしつつ、 TOPIK・高級で満点を獲るための韓作文を習得していきませんか。 |
第6回 TOPIK高級作文インスティテュートPt.2 ―ライティングマニュアル― 800字作文問題は、これも本来は日本語ネイティブにとって有利な中で、 それでも受験される方の多くが対策を立てるのに苦労されており、 TOPIKではカギとなっていますが、TOPIK高級作文問題には、 根本的に何について書かなければならないかというのが、これまでの全ての回に共通してあります。 そして、どのような型で書き、どういう発想で書けばいいかというのも存在します。 TOPIK高級作文には‘型’があるのです。 TOPIK高級作文そのものをさらに明らかにし、模範解答と採点基準に則って、 作文をいっそのことパターン化させるが如く、TOPIK高級作文の‘型’も発想の仕方も 体系化させて、‘下準備’の利く作文戦略を立てます。 ‘型’は字数配置・文の論理展開など、全てを画的に(ビジュアルに)捉えられるよう図形化し、 発想の仕方についても、『TOPIK高級作文思考図表』としてまとめました。 TOPIK高級作文は、場合によって全く興味の無い事について書く(書かざるを得ない)ことにも なりますので、この講座で『TOPIK高級作文思考図表』として示したような‘発想の仕方’を 手にしておくと、非常に便利です。 TOPIK高級作文の‘型’と発想の仕方を元に‘マニュアル’を作り、 ‘マニュアル’に当てはめるが如く、練習をルーティーンのように繰り返していきましょう。 その方が手っ取り早いし、身に付けば本試験でスラスラ書けますしね。 模範解答と採点基準で提示されている主催者の求めに従って、 満点(最低でも譲って90%)を獲る作文を書きます。 |
第7回 TOPIK高級作文インスティテュートPt.3 ―ライティングマニュアル・実践編― 第6回で学んだ、TOPIK高級作文の『書き方』と『発想の仕方』を、 ご自身の語彙力を確認しつつ、さらに実践練習していきます。 そしてこの回では、テーマ・難易度など、高級を超えるスーパーレベル(超高級)の問題も解いて、 本試験でのストレスを減らし、TOPIK高級作文の完答力を究極レベルに引き上げます。 合格の秘策や門外不出の極秘技術なんかは無く、「ネイティブはこうは書かない」というのも 関係ありません。 ネイティブの添削だけは、実のところ太刀打ちできないのですが、なぜかと言いますと、 お近くのネイティブスピーカーは、TOPIKの問題製作者や採点者とは限らないからです。 添削してくれたネイティブが「うまく書けました」と言ってくれても、 そのネイティブがTOPIKの問題製作者や採点者でなかったら、素直に喜べません。 要は、文章を書く上での全世界的なルールを使い、 主催者が発表してくれている模範解答と採点基準に従って、 日本語ネイティブとしてのTOPIK作文が書ければいいわけです。 韓国語・日本語のみならず、あらゆる言語に通じる「論理」の大切さを今一度実感してください。 例えれば、それは人に会った時に交わす言葉の順序と同じだったりするのです。 ‘普通に’書きましょう。 第6回・第7回での添削は、解答用紙に直接される添削と共に、 別紙プリントに「綴り表記」「語句使用」「文法・文章構成」「総評」の4項目に分けて、 解答用紙での添削箇所についての解説も丁寧にしてお返しします。 修正例なども提示したしますので、語彙と自然な文法を増強し、 受講修了後の自主学習にもお役立てください。 もちろん、各問には解説と模範解答が付き、 ここの解説でも、他の生徒さんの解答例も参考にさせてもらい、採点チェックと感想、 そして、そのまま使わせてもらえるポイントと修正ポイントをお話しています。 そして課題の数は、第6回・第7回合わせて、過去問レベル準拠の問題が6題、 スーパーレベル(超高級)が2題です。 |
第8回 TOPIK高級・リスニング問題 聴解のストラテジーPt.1 お気づきの方もおられると思いますが、TOPIK高級の듣기問題は実のところ、 もしじっくり聴ける状況であれば、特別難しいものではありません。 そこで本試験形式の問題を解く前に、TOPIK高級・듣기問題を解答できるリスニング力と ‘聴解力’が基本的にあるかを確認しましょう。 音読・シャドーイング・ディクテーションなどによる、今までと現在のリスニング学習が、 韓国語を耳で理解し、TOPIK高級・듣기問題を完答するに値するか、勇気を持って向き合うことに します。まずはTOPIK高級のためのリスニング力チェックと練習から。 |
第9回 TOPIK高級・リスニング問題 聴解のストラテジーPt.2 実際の形式で、特に対策を執る必要のある問題を重点的に、듣기試験の受け方をはじめ、 聴解をするにおいて、執るべき方法と執らざるべき方法を見定めておきます。 あと、第2回~第8回の間で積み上げてきた考え方を元に、聞き取るべきポイントも解明します。 解法の基本はいわゆる筆記と同じです。根本部分は聴くか見るかの違いだけです。 一貫したやり方で、目から入るか、耳から入るかという形式や状況の違いに応じて 常に一定の解法を使えるよう、듣기問題で総まとめし、完成させましょう。 TOPIK高級に向けた‘聴解力’を鍛えるための学習法も整理していきます。 この回でも、スーパーレベル(超高級)の問題をご用意しています。ぜひ挑戦してみてください。 通信添削では、全9回で問題をお送りし、解答と、文法・読解問題では解答理由 (なぜその選択肢を選んだか)を提出して添削を受け、解説と共にお手元に届きます。 そして生レッスンでも、ただ皆さんで一緒に答え合わせをし、講師が解説をするだけでなく、 特に語彙力・語法力などの知識量だけでは解けない、いくつかの解法を経た解答を必要とする 問題などでは、解答理由を討論し、合格のために必要な、知識と技能の適切な使い方などを 一緒に考えて話し合いながら身に付けます。 お互いの勉強の仕方などの情報交換もジャンジャンやりましょう。 このTOPIK高級講座でも、当校のオリジナル問題が中心になっています。 ‘過去問を使っての勉強法’を追いかけているだけでは、対策をしているとは言えません。 ‘数をこなすこと’だけが対策ではありません。 この講座で、知識量増強のための学習法と、知識の適切運用のための練習法を手になさり、 どれだけ韓国人に近いかを測るTOPIKの5級・6級合格を目指して、 言葉においては限りなく韓国人に近い日本語ネイティブになってしまいましょう。 受講された方には、知識量増強に便利な、当校製作の〔TOPIKデータコンプレックス・高級〕 を差し上げます。 |
通信添削では、全9回で問題をお送りし、解答と、文法・読解問題では解答理由(なぜその選択肢を選んだか)を提出していただいて添削し、解説を添えてお送りします。 |