TOPIK(韓国語能力試験)中級対策講座

 

第1回  語彙/語法問題を統べる ―How do you like TOPIK?―

 
 日本語ネイティブにとってのTOPIK中級・語彙/語法問題は、実に取り組みやすいものであることに、受験される方々はお気づきでしょうか。その点に留意しつつ、語彙の‘コアイメージ’という概念を採り入れて、TOPIK中級においてはどんな語句をどう学習すればいいかを見極めて、いっそのこと一段上の語彙語法力を身に付けていくことを目標とし、TOPIK中級で必要な知識量と、学んでおくべきことを明確にします。
  

 第2回  文法問題を吟味する ―TOPIK The Key,The Essential―

 
 TOPIK中級で問われる文法(接続表現・助詞など)には、日常生活で意思疎通をするにおいて非常に有効なことが揃っています。とても勉強し甲斐があると思います。
 
 最近韓国語を学ぶ場で、文法を学ぶことが‘悪者扱い’されて久しいですが、とんでもない話です。では根本的に文法とは何で、文法を司る語句を眺めて捉え、使用するには実は何が必要なのか、それらを踏まえ、ここでの目標であるTOPIK中級合格の実現のために、何をどう学べばよいかまでを見切ってしまいます。
 
誰がどう見ても答えはこれであるという客観的解答を、‘韓国語の世界’で解釈できるようにもなれます。『文法』というものの見方を変えましょう。
  

第3回  文章問題を研究する ―Romantic TOPIK 2012・BASIC―
 
 まずはBASIC編で、初級レベルの文が完璧に読み取れるかを確認します。中級を目指すにおける語彙力があるかを確認しながら、正解したか不正解だったかよりも、正解するために必要な知識と技能を知っていて、きちんと使えているか、そしてそれらを適切に使えるようにするにはどう学習すべきなのかを明らかにします。そのために、旧出題形式にあった主観式(記述式)でも練習していきます。
 

第4回  文章問題を研究する ―Romantic TOPIK 2012・INTERMEDIATE―

第3回で学んだことを土台に、今度は過去問レベルの問題を丁寧に読み解きます。普段なさっているテキストや長文集、あるいは新聞や雑誌などを使っての購読とは違う、文章問題の『読み方』と『解き方』を段階的に知り、練習し、身に付けて、本試験でのゆとりをもった読解ができるようにしてしまいましょう。

 

 第5回  作文問題を探る ―TOPIK Create Ⅰ―

 
 普段から韓作文はされていますか。どう作文されていますか。もしあまりされていなかったら、韓作文の基礎の基礎を積み上げていく機会に、日常的あるいはそれに近い形で作文されていれば、その作文が望ましい形になっているか否かを徹底チェックする機会にするための、取っつきやすいテーマや素材で練習をします。

 この回で、中級作文の目標である〔自分の思考・感情について韓国語で作文をする〕ことを、果たして基本的にできる韓国語力が現時点であるか、それを隅から隅まで確認してください。
 
あと、日常の韓作文学習の基本部分も合わせて確認しましょう。
 

第6回  作文問題を完答する ―TOPIK Create Ⅱ―


 おそらく多くの受験者の合否を分けている600字作文問題ですが、まず‘私達は日本語ネイティブである’ことに立ち返ります。
そして、‘自分のことについて書く’のは実に簡単であることに気づきましょう。
 
 合格の秘策や門外不出の極秘技術なんかはありません。「ネイティブはこうは書かない」なんて関係ありません。ネイティブの添削だけは、実のところ太刀打ちできません。なぜかと言いますと、お近くのネイティブスピーカーは、TOPIKの問題製作者や採点者とは限らないからです。添削してくれたネイティブが「うまく書けました」と言ってくれても、TOPIK対策となると素直に喜べません。
 
 だからといって‘対策が立てにくい’なんてことはありませんよ。いい「お手本」があるんですから。その「お手本」とは、模範解答と採点基準です。作文問題で満点を獲るために、大いに利用しますね。勉強の仕方が分からなそうで、実は主催者がわざわざ教えてくれている、満点作文の「お手本」を長所・短所も含めて、ネイティブが気付かない部分まで徹底解明します。そして「お手本」に従い、TOPIK中級で求められる作文を書くためのマニュアルを手になさってください。TOPIK中級作文を書くために必要な語句などを学びます。
  

 第7回  作文問題を完答する ―TOPIK Create Ⅲ―

 模範解答と採点基準から見えてくる、TOPIK中級作文の「お手本」を見切った書き方を学んだ後、作文練習を引き続き練習していきます。何よりも、‘試験主催者の求めに応じた’作文が書けるように学びましょう。あれこれ考えたり想像するよりも、そうする方が楽です。
 
 TOPIKの作文は、デザイン(正確には幾何形態を使ったデザイン)のようであったりするんです。それを模範解答と採点基準に合わせてやっていきます。

 

第8回  リスニング問題を捕捉する ―TOPIK Dyna-mix Ⅰ―

 TOPIK中級の듣기問題は、朗読スピードこそゆっくり目であるものの、語句的にやや難しい問題があったりもします。この回では、実際形式の問題を解く前に、TOPIK中級のためのリスニング力確認と第9回、そして修了以降のリスニング学習の指針を作っていきます。そのための練習材料をご用意しました。‘韓国語を聴くための耳’が、実はどれくらいまで伸びているのか、もしや停滞しているのか、確認してみましょう。
  

第9回  リスニング問題を制覇する ―TOPIK Dyna-mix Ⅱ―
 

 本試験(過去問)レベルの問題で、この講座で押さえてきたことを総動員し、正確に解くことにおいての、リスニング力をフルに発揮する聞き取り方を学びます。TOPIKが好む素材や話題に接して、‘TOPIK中級向けの耳’を要領よく作り上げましょう。「音であろうが文字であろうが、解くことは同じ」という観点と考え方の下、いっそのこと満点を目指してしまいましょうか。朗読がやや速い、高級を見据えた問題でも練習します。

 

 通信添削では、全9回で問題をお送りし、解答と、文法・読解問題では解答理由(なぜその選択肢を選んだか)を提出していただいて添削し、解説を添えてお送りします。
 
 そして生レッスンでも、ただ皆さんで一緒に答え合わせをし、講師が解説をするだけでなく、特に語彙力・語法力などの知識量だけでは解けない、いくつかの解法を経た解答を必要とする問題などでは、解答理由を討論し、合格のために必要な、知識と技能の適切な使い方などを一緒に考えて話し合いながら身に付けます。お互いの勉強の仕方などの情報交換もジャンジャンやりましょう。
 
このTOPIK中級講座でも、過去問を徹底分析してデザインした、つまりはTOPIK中級が何たるかを熟知した上で作られた当校のオリジナル問題と、過去問を最近の傾向に合わせ、当校で改訂した問題です。‘ただの’過去問を解きまくりながら学習の仕方を学ぶという‘過去問を使っての勉強法’を追いかけているだけでは、対策をしているとは言えません。‘数をこなすこと’だけでは対策になりません。
この講座で、知識量増強のための学習法と、知識の適切運用のための練習法を手になさり、どれだけ韓国人に近いかを測るTOPIKの3級・4級合格を目指しましょう。難しいことを簡単に、複雑なことは単純に、TOPIK中級を一緒に学んでいけたらと思います。
 
受講された方には、知識量増強に便利な、当校製作の〔TOPIKデータコンプレックス・中級〕を差し上げます。

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